PROFILE
POWERED BY
    POWERED BY
    ぶろぐん
    SKIN BY
    ブログンサポート
OTHERS

# 語源の旅:あれとこれが同じ語源!?シリーズ⑤
こんにちは、Ayakoです。さて、今回も「あれとこれが同じ語源!?」シリーズです。

今回は、綴りは似ていますが意味が全く違うのに同じ語源の2つの単語です。

妨げる、抑制するという意味の「inhibit」と習慣、癖という意味の「habit」です。
今回はランダムハウス英語辞典から語源を引用しました。

<inhibit>
[1425.中期英語 inhibiten<ラテン語 inhibitus(inhibēre「抑制する」の過去分詞); inhibēre=in- IN +-hibēre(habēre「つかんでいる」の連結形)]

こちらはラテン語時代とほぼ意味は同じようですね。

元々はお馴染みの接頭辞in(内へ、で、に、の)とhabēre(持つ)という単語がくっつき、「内側に持つ」という事で「抑制する」という意味になっているようです。

内側に持ち続けている感情を「抑制された感情」などと表現する事もある事から、とてもわかりやすい組み合わせの単語ですよね。

ちなみにhabēreはhaveの語源かと思いきや違うようです。こちらについてはもう少し調査してみます。

次に「habit」です。

<habit>
[1200年以前 中期英語<ラテン語 habitus 状態,様式,習慣(habēre「持つ」より)]

こちらはhabēreの受動態の形habitusが語源のようです。
(https://ja.wiktionary.org/wiki/habitus)

「持たれているもの」というような意味になるのでしょうか。そこから習慣、状態、様式という意味になったのだと思われます。「持たれているもの」と言うとわかりにくいかもしれませんが、どちらかと言うと「保たれているもの」と表現した方がわかりやすいかもしれませんね。

「習慣」と「抑制」。普段は類似性を感じる事のあまりない2つの単語かもしれませんが、よくよく考えてみると、どちらも語源の通り、「持つ」という共通点が浮かび上がってきます。

前にも書いた通り、ここにご紹介している語源は私が辞書で調べて私なりに解釈したりイメージを膨らませたものです。正しくない場合もあるので参考程度に読んで頂ければと思いますが、単語をただ覚えるだけでなくイメージを膨らませてみるのは意外と面白いなぁという事がお伝えできればいいなと思います。

来週もまた、色々と辞書を調べてみたいと思います。
Ayako::etymology : comments (x) : trackback (x)
# 語源の旅:あれとこれが同じ語源!?シリーズ④
こんにちは、Ayakoです。
GW前半は幼なじみと東京散歩を楽しみました。両国にある東京江戸博物館に行きましたが、想像以上に広大でびっくりしました。江戸の町を再現した模型や様々な資料、江戸から明治時代への移り変わりがわかる展示品など、見所満載で時間が足りなかったり歩き疲れたりで大変でしたがとても楽しめました。おすすめの東京観光スポットです。また、去年GWに島根に帰省せずに東京に残っていたところ、GW中の都心が普段に比べてとても空いている事に気付きましたが、今年も街や交通機関でやはり人が少なくとても快適でした。

さて、「あれとこれが同じ語源!?」シリーズです。前回の「mirror(鏡)」、「mirage(蜃気楼)」の仲間です。今回は「miracle(奇跡・驚異・驚嘆)」で、ラテン語のmīrārī(驚嘆する、不思議に思う)がそのまま名詞形になった形のようです。

<miracle(奇跡・驚異・驚嘆)>
[中期英語 miracle, miracul(<古期フランス語 miracle)<ラテン語 mīrāculum(mīrārī「…に驚嘆する、不思議に思う」+ -culum -cle, 指小辞)]

<mirror(鏡)>
[c1250.中期英語 mirour<古期フランス語 mireo(u)r, (究極的には<ラテン語 mīrārī…に驚嘆する)より](注:プログレッシブではmīrāre 見る+ORとなっていました。)

<mirage(蜃気楼)>
[1803.<フランス語,(se) mirer「(自分自身の姿を)見る,自省する」(<ラテン語 mīrārī…に驚嘆する)より]

ちなみに鏡の語源になっているmīrāreは俗ラテン語で「見る」という意味でその元々の意味は古典ラテン語の「驚嘆する」だそうです。

さて、ここからさらにもう1語仲間を見つけました。

<admire(賞賛する・高く評価する、など)>
[1590.<ラテン語 admīrārī=ad- AD-+mīrārī (中世ラテン語では mīrāre)驚く,賞賛する;17世紀には,しばしば単に驚きを表し,賞賛の意を伴わずに用いられた]

「ad」は方向、傾向などを示すtowardの意味を持った接頭辞です。何かに対して驚き、驚嘆するという意味から徐々に人を賞賛するという意味に変化していったのですね。

驚嘆する→見る→鏡
驚嘆する→奇跡・蜃気楼・賞賛する

という2つの流れがあったようですね。

Mirror, Mirage, Miracle, Admire、これら4つの単語が全て同じラテン語の単語が語源でした。気付きそうでなかなか気付かないかもしれませんね。今回はこのへんで。

(以下は、江戸東京博物館の写真です)


・江戸の町の模型


・錦絵を分業で制作している様子を女性で描いたもの(本当は男性の職人のようです)


・メインホールのこの建物では寄席が行われたりします

Ayako::etymology : comments (x) : trackback (x)
# 語源の旅:あれとこれが同じ語源!?シリーズ③
こんにちは、Ayakoです。
気が付いたらもう4月も後半。GWももう目の前ですね。今年のGWは山口県から幼なじみが遊びに来ます。私は父が転勤族だったため生まれたのは岡山県の山間の都市ですが、1歳になる前に山口県に引越し県内で1度引越しをしましたが、12歳になるまで山口県で過ごしました。この幼なじみは小学1年生の時からの親友です。まさか、転校した後20年以上も付き合いが続いているとは…自分でも驚きです。先週土曜日は私の3X回目の誕生日でした。鏡を見るとシワが増えてたり白髪を発見したり…そうだよなぁ、彼女と出会ってからもう30年以上経つんだもんなぁ(年がバレちゃいますね!)…としみじみ。子供心を一生忘れたくないなぁと思っているので幼なじみとの再会は毎回楽しみです。

さてさて、「あれとこれが同じ語源!?」シリーズ、なかなか見つけるのが難しかったのですが、1つ、まあまあ…なものを見つけました。

前置きでも出てきた、「鏡(mirror)」です。

[c1250.中期英語 mirour<古期フランス語 mireo(u)r, 究極的には<ラテン語 mīrārī;]
(注:プログレッシブではmīrāre 見る+ORとなっていました。)

さて、誰でも知ってる英単語と言っても過言ではないこの「mirror」。ラテン語の「見る」という単語から「見るもの」といった意味になっているかと思われます。ここはあまり難しくないですね!さてこれがどんな単語と語源が同じかわかりますか。2つありました。綴りが似ているので意外と簡単かも!?1つ目はちょっぴりマイナーなものから。

「mirage(蜃気楼)」です。

[1803.<フランス語,(se) mirer「(自分自身の姿を)見る,自省する」(<ラテン語 mīrārī…に驚嘆する)より]

蜃気楼は大気の温度差によって光が屈折して虚像などが見えたりする現象です。やはりラテン語の「見える」という意味から来ているのもなんとなく納得ですね。

ちなみに、フランス空軍の超音速戦闘機に「ミラージュ」という名前が付けられているそうです。フランス語でも同じ綴りの「mirage」で意味も同じ「蜃気楼」ですが、おそらく元々のラテン語の意味の「驚嘆する」という所から取ったのではないでしょうか。あ!ここまで言ったらもう1つの単語がわかるかもしれません!それはまた次回。
Ayako::etymology : comments (x) : trackback (x)
# 語源の旅:あれとこれが同じ語源!?シリーズ②
こんにちは、Ayakoです。

今年の夏に久々の海外旅行にでかける事になりました!今からわくわくしています。当初はドイツに駐在中の元同僚を訪ねた後、一人でドイツの街々を鉄道で周遊しようと思っていたのですが、このブログでもお馴染み(!?)の私の旅トモRちゃんがたまたま夏休みにドイツ周辺国の一人旅を計画していたので、途中まで同行する事になりました。予定はプラハ、ウィーン、ブダペスト、そしてその後私はミュンヘンから元同僚の住むドイツのカールスルーエという街に行きます。また秋にはこちらのブログで旅行記を書ける!と今から楽しみにしています!

さて、今日も先週に引き続き「あれとこれが同じ語源!?」シリーズです!

今日は「measure」という単語です。
いつもの如く、小学館のランダムハウス英語辞典とプログレッシブ英和中辞典から抜粋・参照しています。

[c1200.中期英語 mesūre<中期フランス語<ラテン語 mēnsūra(mūtīrī「計測する」の過去分詞 mēnsus より).-MEAL]

もうおわかりだと思いますが、「measure」と同語源の単語は「meal」です。想像がついたでしょうか。

[900年以前. 中期英語;古期英語 mWl「定量,定められた時間,場合,食事」;ドイツ語 Mal「時」,Mahl「食事」と同語源;印欧祖語 *mē -「量る」にさかのぼり,したがって MEASURE, METER とも同語源]


ちょっと小難しく説明されていますが、印欧祖語というのは簡単に言えば、ラテン語をはじめとする多くの言語の祖語と考えられている言語です。その接頭辞「mē」が「量る」という意味を表しているという事です。

インド・ヨーロッパ祖語(インド・ヨーロッパそご、英: Proto-Indo-European、PIE)とは、インド・ヨーロッパ語族(印欧語族)の諸言語に共通の祖先(祖語)として理論的に構築された仮説上の言語である。印欧祖語(いんおうそご、いんのうそご)ともいう。(中略)ラテン語・ギリシア語・サンスクリットなどの各古典言語をはじめ、英語・フランス語・ドイツ語・ロシア語などヨーロッパで話されている言語の大部分や[1]、トルコ東部からイラン、インド亜大陸、スリランカにわたるクルド語・ペルシア語・ウルドゥー語・ヒンディー語・シンハラ語などの言語は、いずれもこの印欧祖語から派生して成立したとされる。
参照:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%91%E7%A5%96%E8%AA%9E

「食事」は「定められた時間、約束の時間(プログレッシブより)」に取るもの、という概念だったようです。その他にも「meter」も同じ語源のようですね。「meal」と「meter」が同じ語源だとは、調べなければ一生知らないような知識ですね!

語源を調べると、その言葉の概念も透けて見えてくるので面白いですね。
Ayako::etymology : comments (x) : trackback (x)
# 語源の旅:あれとこれが同じ語源!?シリーズ
こんにちは、Ayakoです。

今日は「license」という単語についてです。ちょうど翻訳の仕事でこの訳語に悩まされて辞書をくまなく見ていたら語源が載っていたのでピックアップしました。すると驚きの事実が判明。あの単語と同じ語源だったのです。という事で、「あれとこれが同じ語源!?」シリーズというものを作ってみました!

「license」の語源は以下の通りです。

[1376年以前. 中期英語 licence<中期フランス語<中世ラテン語 licentia「公認」,ラテン語「自由」(licXre「許される」より).ˆLEISURE](小学館ランダムハウス英語辞典)
(現在分詞語尾 –ens+ -ia =許されること:小学館プログレッシブ英和中辞典より)


ラテン語の時代でも、「許されること」という意味から転じて「公認、自由」とまで意味が変わっているようです。「許されること」という事から「許可、免許、認可」等の言葉になったのはストレートな感じがして納得できる気がします。

辞書の説明の最後に「ˆLEISURE」とあります。ん?まさか、「あのleisureと同じ語源なの?」と調べてみると…

[1300年以前? 中期英語 leisir<古期フランス語,不定詞の名詞用法<ラテン語 licXre 許される(許されている:プログレッシブより)]
(-ureのつづりはmeasureなどの影響)

なんと、同じ語源でした!あまり説明がないのでなぜ「暇な時間、レジャー、余暇」という意味と「許される」が結びつくのかは想像するしかありませんが、、、「ゆっくりする時間を許される」=「暇な時間」という捉え方なのかなぁと思いました。皆さんはどう思われますか。

文化的に、「神様から許されている時間」という事なのかもしれませんね! 「働き過ぎ注意!神様から与えられた時間をゆっくり過ごしなさい」って捉えられたら余暇がもっと楽しめるかもしれませんね!

ちなみに最後のmeasureの影響についてもあまり説明がなくよくわからず…。しかしこのmeasureも、まさかあの単語と同じ語源とは!というのがありましたので、次回もこのシリーズでいってみたいと思います!
Ayako::etymology : comments (x) : trackback (x)
# 語源の旅:gradeの仲間②
こんにちは、Ayakoです。

今日はこの2つです。

degree
graduate

意味等はすべて小学館のプログレッシブ英和中辞典第3版(プ)とランダムハウス英語辞典(ラ)を参照しています。

degree
名詞
①(温度、角度、経・緯度の単位で)度
②(強さ、量などの)程度、段階、度合い、範囲
③学位、号 他

(プ) [古フランス語←ラテン語(dē-下へ + gradus 段)


辞書にはあまり詳しい説明が載っていませんでしたが、下へ段が下がっていく意味のようです。なぜ下がっていくイメージだったのでしょうか。もしかしたらラテン語時代の温度計や角度を測るものが、上から下に下がるものだったのかもしれません。どうでしょう…ちょっと想像がつきません…。

・graduate
名詞
①(大学、高校等の)卒業生 他

形容詞
①《米》(大学を)卒業した 他

自動詞
①(大学を)卒業する
②しだいに(より程度の高い方へ)変化する、だんだん(…と)なる 他

他動詞
①(大学などが)…に学位を授与する 他

(プ)[中ラテン語graduari(DEGREE 学位を取る)の過去分詞形 graduatus から]


こちらはGradeから派生して「学位を取る」という意味になったと思われるラテン語graduariの過去分詞形ですね。ラテン語の意味がほぼそのまま今も使われていますね。

また来週までに新しい単語を探してみます。
Ayako::etymology : comments (x) : trackback (x)
# 語源の旅― grade
こんにちは、Ayakoです。今年はうるう年だったんですね。なんだか4年に1度が早い気がします。

今日は「grade」を取り上げてみたいと思います。
意味等はすべて小学館のプログレッシブ英和中辞典第3版とランダムハウス英語辞典を参照しています。

・grade
名詞
①階級、等級
②同一階級に属する人(物)
③《米》学年、等級(《英》form)、(同学年の)全生徒、《the ~s》小学校、《主に米》成績の評点、評価、段階点
④《米》(道路、傾斜の)勾配、傾斜度 他
他動詞
①~を等級分けする、類別(選別)する
②《米》~に成績をつける
③(色彩などを)だんだんぼかす
④~の傾斜を減らす、勾配をゆるくする 他
自動詞
①等級別になっている、格付けされている、(特定の)等級である。
②(色彩などが)しだいに他の色に移る、だんだんぼける

[フランス語←ラテン語gradus(gradi 行く、踏む + us 過去分詞語尾) =踏まれてできるもの⇒段階]


仲間
▷gradual
▷gradient
▷progress
▷degree
▷graduate(ちょっぴり仲間)


もうこれは、日本語でも「段階を踏む」と言うくらいですからイメージしやすいですよね。しかも過去分詞形になっているので「踏まれてできたもの」という感じですね。

また、仲間の「gradual(だんだんと、次第に、徐々に)」からもわかるように、1回だけ踏むのではなく、何度も踏むイメージのようです。段階も一続きの何かを連想させますよね。「段階を踏む」と言って1段階という事はあまりないですよね。そこから派生して、色のグラデーションや坂の勾配などに関係する意味もあるのでしょうね。

ところで、「段階を踏む」と言えば「階段」をイメージする人が多いのではないでしょうか。

実は、gradusを語源に持つ言葉の中には「階段」という意味がなくもないようですが、かなり限定的で、英語では「gradin」という単語に「階段、階段席の一段」というのが残っているくらいのようです。

ラテン語に1番近いイタリア語でも、「gradinata」という言葉に「劇場や競技場などの階段席、スタンド、または祭壇等の段、階段」とあるのみのよう。

イタリア語では「階段」は「scala」と言い、これは元々ラテン語の「scandere(のぼる)」から来ているとのこと。この動詞の仲間のラテン語に「scāla」というのがあって、これが「階段」の意味だそうです。

確かに、「階段」は「のぼる」ものですよね。gradeの語源となっている「gradi」は「行く、踏む」ですからあまり上っていくイメージがないのでしょうね。

さらにちなみに、英語で「段、段階」と言えば「step」や「stair」など単語がいくつかありますよね。これは全部語源が違うのです…。だから英語は似たような単語がたくさんあって、単語数がとてつもなく多くなっているので混乱しちゃうのですね。

長くなってまとまりがなくなってしまいましたが、次回は仲間を見ていきます。
Ayako::etymology : comments (x) : trackback (x)
# 語源の旅― resume
こんにちは、Ayakoです。今日は2月22日、にゃんにゃんにゃんの日というのは有名ですが、にんにんにんの日でもあるそうです。にんにんって何だかわかりますか。忍者だそうです!全国各地には結構忍者村があるようで、今日はイベントが大盛況だったようです。ちなみにうちの実家の猫ちゃんは、にゃんにゃんにゃんの日に風邪を引いて病院で点滴をしてもらったそうです。猫も風邪を引くんですね!39度くらい熱があったそうです。人間の世界もインフルエンザが流行中のようですので皆さんお気をつけ下さい。

さて今日はsūmereの仲間の最後、resumeです。意味等はすべて小学館のプログレッシブ英和中辞典第3版とランダムハウス英語辞典を参照しています。

・resume
他動詞
①再び始める、再び続ける、再開する
②(元の場所、席などを)再び占める、(衣服などを)再び用いる
③(権利、健康などを)取り戻す、回復する
自動詞
①再び始まる、再び続く
②(人が)再び始める、再開する
[中フランス語←ラテン語resūmere(re-再び + sūmere 取る = 再び取り上げる]

・接頭辞re
「あとに」「再び」

だそうです。

「取り上げる」が今度は「始める、始まる」、「続ける、続く」という意味に変わっています。これも、なんとなくまあそう言われれば…という感じですね。

今日は少し短いですが、このへんで。。。

次回は「grade」を取り上げてみたいと思います。
Ayako::etymology : comments (x) : trackback (x)
# 語源の旅― consumeとpresume
こんにちは、Ayakoです。

今日はconsumeとpresumeです。意味等はすべて小学館のプログレッシブ英和中辞典第3版とランダムハウス英語辞典を参照しています。

余談ですが、語源調べをしていると、だんだん接頭辞が面白くなってきました。接頭辞がどんな意味を表しているのかが理解できれば、その単語の意味がぐっとわかりやすくなりますね。

・consume
①消費する(消耗する)、使い果たす、浪費する
②~を食べ(飲み)尽くす、平らげる《形式的》
③(火災、病気、悲嘆などが)…を消滅させる、破壊する《形式的》 他
[c1380.中期英語<ラテン語 consūmere (con- 完全に+ sūmereとる = 完全にとる、取り上げる]


・接頭辞con→com
「共に(with, together)」「まったく(completely)」
▶b,m,pの前→com 《combine, compare, commingle, company》
▶c,d,g,j,n,q,s,t,v,時にfの前→con 《convene, condominium》


「すっかり取ってしまう。」から「消費する、使い果たす」という意味になっているようです。

・presume
①推定する、推量する、考える、みなす
②大胆にも(思い切って、生意気にも、おこがましくも)~する《to do・通例疑問文、否定文で》
[c1378.中期英語 presumen(<古期フランス語 presumer)<ラテン語 praesūmere 前もって取る(後期ラテン語「当然のこととみなす,思い込む,あえて…する」)=prae- PRE-+sūmere 取る,想像する]

・接頭辞pre
「あらかじめ」「…以前の」「…の前部にある」

「前もって取る」から「推定する」という意味になったようです。ちなみに②の意味は、フランス語のprésumerに「~を過信する、買いかぶる」という意味があるのでそこから入ってきたのかなと思いました。ラテン語に元々そういう意味があったのか、それともフランス語に入ってからそのような意味が付け加えられたのかわかりません。こうなって来ると、ラテン語の辞書まで欲しくなりますね…。

ちなみに、consumeの方も、フランス語に「consumer」という動詞がありますので、ラテン語からフランス語になり、それから英語になったようです。

ただ、フランス語の「consumer」は「焼き尽くす」という意味がメインのようで、英語のような「消費する」という意味はあまりなく、文語で「使い尽くす、費やす、滅ぼす」等の意味で使われると辞書にありました。フランス語では「消費する」は「consommer」という単語を使うようです。形が似ているのでおそらくどちらも同じ語源だと思われます。なぜ使い分けるようになったのか…そしてそれが英語では1つに統合されたようです。複雑ですね…。

言葉の意味がどんどん変わっていき、当初は例えば間違った使い方だったのが当たり前に使われるようになり、それが定着してしまうという現象はいつの世も同じようですね。やっぱり言葉は「生き物」ですね。
Ayako::etymology : comments (x) : trackback (x)
# 語源の旅― assume
こんにちは、Ayakoです。お世話になっている恩師の猪浦道夫先生が先日「英語冠詞大講座」という本を出され、昨夜はその出版記念の集まりで生徒さん方と美味しいワインとお料理を頂きながら語学談義に花が咲きました(そして飲み過ぎました…)。その際に皆さんが口々に言っていたのが、この本は翻訳者には必携だね、という事でした。先生曰く、ご自分で色々な文法書から何からをお調べになってわからなかった事を調べに調べてまとめたとの事で、英語の冠詞の事がほぼ網羅されています。宣伝になってしまいますが、他にはないちょっぴり驚きの例文も数々あり読んでいて楽しい(特に生徒さんは…ふふ)本ですので機会がありましたら読んでみて下さい。
http://www.amazon.co.jp/%E8%8B%B1%E8%AA%9E%E5%86%A0%E8%A9%9E%E5%A4%A7%E8%AC%9B%E5%BA%A7-%E7%8C%AA%E6%B5%A6-%E9%81%93%E5%A4%AB/dp/4887245734

さて、では続きです。意味等はすべて小学館のプログレッシブ英和中辞典第3版とランダムハウス英語辞典を参照しています。

・assume
①当然のことと決めてかかる、推定する
②(役目等を)引き受ける
③(特性・生活様式などを)身につける 他
[ラテン語 assūmere (as- へ+ sūmere取り上げる = ある方向へ態度を取る]
・接頭辞as→ad
[s の前でのad-の異形]
[ad: …へ,…の方向に(toward) ]

▶方向,傾向,付加などを示す:adjoin. 後につく子音によって a-, ab-, ac-, af-, ag-, al-, an-, ap-, ar-, as-, at-と形を変える.

語幹「sume」は「取り上げる」という意味だそうですね。
そして接頭辞「as (ad)」は「~へ、~に」という事ですが、それが「ある方向へ態度を取る」とは…。うーん、何かに対して「取り上げる、採用する」という事からそういう意味になるとは、結構飛躍した感じですね。難しいです…。

何か目的物等があって、それに対してこういう考えや行動を採用する、取り上げる、という感じでしょうか。これはこうだろうなぁ…みたいに推定する感覚って、まず何かに対して考えを持って、じゃあよし、それを採用しよう!みたいな感じですよね。私はそういう風に(無理矢理!)解釈しました…と言うかするようにします。なんだかすっきりしませんが…

assumeの仲間はなかなか苦戦しそうです。次回はconsumeをやります。
Ayako::etymology : comments (x) : trackback (x)