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# ただの just です
こんにちは、くーです。口語に慣れているからかインタビューの翻訳が得意分野の領域に入ってきているようです(笑)。ちゃんとしたスピーチや、どこかのお偉いさんの話は、たいてい理路整然としていて体裁や話の筋を意識した文脈になっている事が多いので、書籍の翻訳並みに(内容自体が難しいという点以外は)比較的訳し易いものです。しかし中には居るんです、よく名の知れた専門家でも余りにトークに夢中になり過ぎて支離滅裂に思い付くままを繰り返す・・・しゃべっているうちにあれこれしゃべりたくなって、先のセンテンスが終わらないうちに次のセンテンスへ移ってしまい、はて論点は何?となっているという。こういうのがホント、報道翻訳家 泣かせなんですねえ。

それから、そういう方には“決まり文句”的な口癖がつきものです。最も一般的なのは you know 。ことあるごとにyou know を連発、大体は「ですよね」という感じで語調を整えるために発されているのですが、たまに「あなたは〜を知っている」という意味で使っていたりするのでそれは見極めなければいけません。ほかにも、actually(実際)、in fact(実のところ)、文末で simple as that(実に簡単です)などなど。口ごもったりするのを埋めわせる時に言ったりもするので、大概が本当は訳さなくて良いくらいの filler words です。しかし一見 filler words のように見える言葉に just というのがあって、これが あなどれないのです。

まず、just が形容詞として用いられる際は派生語である justice(正義、公正、正当性、当然の報い、司法)にこめられているような意味を十分表さなければ拙訳となります。またそうでなくとも副詞として挿入されているのに、連発されているからと言って filler words と同等に考え「訳さなくて良い」と思うのは大間違いです。副詞の just も訳出しなければ発言者の真意が伝わらないことが多々あります。

ただ副詞の just は、時と場合により、様々な意味合いを持っていて、その中から全て状況と照らし合わせ最適な一つを選ぶ、しかも締切時刻まで1分、2分を惜しんでいる時にその作業を的確に行うのが至難なのです。たかが4文字の言葉に大げさな・・・と思われるかもしれませんが、ご参考にいつも本当にお世話になっている(データの転載を禁じている)スペースアルクさんのページから検索の結果を挙げさせてもらうと、ずらっとこんな感じ。

 1. ちょうど、〜だけ、今しがたぴったり、断然
 2. 実に、まさに、全く
 3. 単に、ちょっと、ただ〜だけ、たった〜だけ、とにかく
 4. 辛うじて、ようやく◆しばしばonlyを伴う
 5. 要するに、一体、どうでもいいけど
 6. 何だただの〜か、つまらないことに◆軽んじて
 7. 質問はいいから、黙って、つべこべ言わずに◆命令文で
 8. 何もしないのに、自然発生的に、成り行きで
 9. とてもじゃないが◆否定語の直前に置いて
 10. ようやく

たかが just、されど just です(^^;)

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