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# 銭湯の話 その3
 こんにちは、Tです。今日はまた銭湯の話の続きをしたいのですが、まずその前に・・・先日『日本語文型辞典』に面白い例文を見つけたので、皆さんにも紹介したいと思います。
「
A: 田中くん、富士山登山に行くのやめるんだって。帰った次の日がゼミの発表だから準備しなくちゃいけないらしいよ。

B: ふうん。要するに体力に自信がないわけね。」
それを読んで、「Bさんはよほど体力に自信がある人か、田中くんのことがあまり好きではない人のなのかなぁ・・・」と思いました。あるいは、この文型辞典には並はずれた面白い例文が載っているのかもしれません。

 さて、また銭湯に話を戻して、今日は「サウナ男」というきわめて不思議な存在について触れたいと思います。
 ソ連の時に、『両生類の人間』という映画が大変人気を集めた時期がありました。私の記憶が正しければ、それは何かの科学実験の結果で人間の体に魚の鰓を組み入れられた男性とお姉さんの恋の話をメインテーマにした映画です。その男性は、陸にずっといることができなくて、2、3時間ごとに水に潜る必要があったわけです。
 その両生類の人間と同じように、私が通っている銭湯には、長い間サウナに入らないと生きていられないというお客さんがいます。彼のことを仮に「サウナ男」と呼ぶことにします。
 サウナ男が銭湯を訪れると、おそらくそこで過ごす時間の9割はサウナの中にいます。「おそらく」と書いたのは、私が来る時でも帰る時でも彼はサウナにいるからです。それも、普通に座って汗をかいているのではなく、お坊さんたちが座禅の時にしているであろうと思われるようなポーズを取りながら じっと耐えるように座っています。
 サウナ男は、砂時計も自分のものを持ち込んでいるのですが、どうもその中の砂のことが常に気になっているようです。砂さんがちゃんと自分のお仕事(つまり、上の部分から下の部分に落ちること)を行っているかどうか、2分に一回ぐらいチェックしないと気が済まないみたいです。
 サウナ男と同じように、銭湯に通っているお客さんは、わりと何かにこだわりを持つ人が多いのかもしれません。例えば、湯船に入る順番が決まっている人を何回か見たことがあります。

 さて、今日も銭湯に行く予定ですが、サウナ男に会えるでしょうか・・・

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