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# 可哀想な動物
こんにちは、くーです。このブログを長らくご愛読いただいている方はご存知だと思いますが、うちにはショコラというメスのミニチュアダックスがいます。



2012年8月30日付のブログで書いたように私は犬を飼うことには反対でした(今でも私がショコラを抱っこしたのは通算で2回くらいです)。でも実のところそれは犬や動物が嫌いだからではなく、人間が何者かの命を左右できるという点に疑問を感じるからです。ペットにして可愛がるためという理由で、飼いやすいように小型の犬種をつくったり、人間の都合で去勢したりなど、人間のエゴと傲慢さの表われだと感じるからです。

最近、栃木や群馬や佐賀で大量の小型犬が遺棄される事件がありましたね。人間が動物をペットとして飼うだけでも忌々しいのに、それを商売道具にしている上に不要になった動物を廃棄物扱いするなんて、神への冒涜も甚だしいと感じています。世の中には矛盾がつきもので、まあ色んな意味で私も偏った人間ですから、もう批判するのは止めにしておきますが、人間は、その高尚な頭で、もっと高潔に生きていく術を模索するべきだと思います。



ということで今日は、動物が悪いニュアンスで用いられている可哀想な表現を挙げてみます。まずは日本語でもお馴染みの表現:

chicken (チキン) 

例:Don’t be chicken !(ビクビクするな!)

…ほんとに全ての鶏が臆病者なのでしょうか。

underdog (負け犬) 

例:People tend to cheer up an underdog team. (人は弱いチームを応援する傾向にある。)

…ちなみに、こちらは平等(?)に top dog(勝ち犬)という言葉もあります。

それから、株式などの世界では、

bull (雄牛)が転じて「強気」「強気筋」「上げ相場」となるのに対し、

bear(クマ)が転じて「弱気」「弱気筋」「下げ相場」という意味になります。

クマも怒ると凶暴だし怖いと思うんだけどな…。

そして、オバマ政権二期目の中間選挙において上院・下院とも共和党が快勝したとこで「レームダック化に拍車がかかる」という表現を耳にしますよね。こちらは、

lame duck(脚の悪いアヒル → 役立たずの政治家)ですが、

アヒルが不当に用いられているだけでなく、lame には「正常に歩けない」「脚の不自由な」などの意味があり、それ自体 差別用語として捉えられていて、政治の世界で一般的に使われるこの表現は、果たして倫理的に如何なものなのでしょう…。


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