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# 続・合成甘味料
Tokoです、こんにちは。
合成甘味料について続きを書かせていただきます。先週金曜は、ワシントンポスト紙の2015年3月2日付け 『 We crave that sweet taste – but at what cost?(あの甘い味が無性に恋しくなるんだ。けど、それには代償がともなう件)』 という記事を取り上げ、人間が甘い物を好むようにプログラムされているという内容を一部ご紹介しました。旧石器時代のように冬場に備えて脂肪を蓄えておく必要がないにもかかわらず、現代人が、如何に多くの糖類を含んだ食品に囲まれ、どんどん糖類を摂取しがちな環境にあるかについて語りました。

そう、一年中さまざまな食べ物を入手することができるようになった現代では、必要以上に糖類を摂取する必要はなく、本能のおもむくままに糖類を摂取し続けた結果が糖尿病や肥満といった生活習慣病として現れるようにもなりました。欧米に比べると極端な肥満は少ないとされる日本でも、厚生労働省の平成19年のデータによると、20歳以上の男性は30%、20歳以上の女性は20%が肥満者であるとのこと(男性は全ての年齢層において平成19年までの20年間における肥満率が増加傾向にあります!)。そこで、糖類の摂取を抑えようと、低カロリーで甘みを補える合成甘味料が開発され、“ダイエット食品”に使われるようになり、やがて明らかにダイエットを謳わない食品にまで配合されるようになりました。しかし、この合成甘味料がダイエット、つまり体重コントロールを逆に難しくしているという調査結果が示され始めているというのです。

普通の砂糖を口にした場合、血中のグルコース(ブドウ糖のこと)が急上昇するため、それが満腹スイッチをONにしてくれるため食欲が減る仕組みになっています。それを繰り返すうちに脳が学習をして腸内で糖が吸収される前であっても満腹シグナルが作動し始めるようになります。ところが、ノン・カロリーの甘味料によってわれわれの体は、専門家の呼ぶところの「代謝異常」を起こし、満腹シグナルの作動を妨げている可能性があると言うのです。そして、“本当の砂糖を摂取した時でさえ”満腹だと感じるには食べる量を増やさなければならない体にするのだそう。さらには、ノン・カロリーの甘味料を使っているということで、感覚的に「私は健康的な事をしているんだ」という意識が働き、過食を促しているという点も指摘されています。現に、合成甘味料の使用が体重増加と相関関係にあることが、幾つかの大規模な調査研究により示されているのです。

現代人は、ノン・カロリーという“甘い”言葉の裏で、健康をおびかかす悪循環に むしばまれ始めているのかもしれません。

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