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# アメリカでのアジア系に対するステレオタイプⅡ
こんにちは。M.A.です。前回に引き続き,アジア系(アジアからの移民,アジア系アメリカ人)へのステレオタイプについて。今回は,習い事編です。

ステレオタイプ③:アジア系はピアノかバイオリンが得意。

実は娘のアメリカでの思い出作りにと,気軽な気持ちでピアノコンペティションに参加したのですが,とても驚いたのは会場がアジア系だらけということでした。マサチューセッツ州とカリフォルニア州で4つのコンペティションに参加しましたがどれも出場者約90%がアジア系。会場内はストレート黒髪だらけでアジアの国に来たような印象を受けました。採点者は白人が多いのですが,これだけアジア系が多ければそのうち採点者もアジア系に変わっていくことでしょう。

なぜこんなにアジア系が多いのでしょうか。音楽を習って,喜びに満ちた豊かな人生を歩んで欲しいという親の願いはもちろんありますが,アメリカの大学入試制度にも関係しているようです。アメリカの大学は入学選考で課外活動歴を重視する為,コンペティションで賞をもらうと合格にとても有利になるのです。特にアイビーリーグなどの超難関校に合格するには,課外活動でもずば抜けた成績を残さなければいけません。そのため教育熱心なアジア系の親は,子どもが小さい時から課外活動のサポートにも情熱をかけます。また,楽器の練習は毎日ある程度,時間をきちんととって練習しなければならないので,しつけが厳しいアジア系でないと毎日の練習が続けられないから,という話題が実はピアノ仲間の間でよくあがります。(逆に言えば,毎日ある程度練習していれば,音楽に特別な才能がなくても中高生くらいまではアメリカのコンペティションで良い成績がとれるくらいにはなるというかもしれません。)アジア系以外のアメリカ人は,楽しくレッスンを受けて,練習は子どもの自主性にまかせ,子どもに才能がないと思えば習うのを辞めるという家庭が大多数なようです。

アメリカでは日本よりもスズキ・メソードが有名なくらい,スズキ・メソードで習っている生徒さんが多いのも驚きました。アメリカの小学校では(州によっては違うかもしれませんが)通常4年生からオーケストラ楽器の選択がありますが,都市部ではアジア系がバイオリン上位を独占するそうです。実際,ボストン交響楽団を去年見に行ったのですが,バイオリン奏者のほとんどがアジア系でした。

ちなみに,マサチューセッツ州,カリフォルニア州では子どもの楽器のレッスン料は,1時間60ドルが平均です。つまり,1分1ドルです。(田舎ではもっと安いかもしれませんが。)娘のピアノの先生で一番安かった先生が1時間43ドル(月170ドル),一番高かった先生が1時間75ドル(月300ドル)でした。アメリカでは楽器レッスンが高いのは普通のことで,親にある程度財力があるか,他を削ってでも子どもにレッスンを受けさせたいと思う親でないと,楽器の習い事は続けられないという現状があると思いました。


ステレオタイプ④:アジア系は,武術(空手,太極拳,柔道,少林寺,カンフ−,剣道,合気道など)を習っているが,一般的なスポーツは苦手。

ジャッキー・チェンやブルース・リーを筆頭にテレビや映画に出てくるアジア系は武術ができる登場人物が多く,アジア系は武術を習っているというステレオタイプがあります。確かに,アジア系が多いバークレーではボストンよりもいろいろな種類の武術教室をあちこちで見かけます。ただ,空手などはアメリカでとても人気で,アジア系以外も多く習っているようなので,このステレオタイプに当てはまらない場合もあるかと思います。

また,フットボール,バスケットボール,陸上競技など,体格や身長が能力に大きく作用する競技は,アジア系は苦手というイメージがあるようです。バレエ,ダンス,水泳,スケート,バトミントン,卓球などのスポーツにはアジア系は多いのですが…やはりアメリカのメジャーなスポーツで活躍しようと思うと体格で不利なのでしょうか。


面白いYouTubeビデオを友達が紹介してくれました。
https://www.youtube.com/watch?v=pN8E8L5c9WI


次回,アジア系へのステレオタイプ・パートⅢへ続きます。
M.A.::Asian Stereotypes in US : comments (x) : trackback (x)