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# 笑う門には福来る
皆さん、こんにちは。ロシア語担当のTです。今日のブログは、「笑い」をテーマに最近感じたことをいくつか書いてみたいと思います。

先日ロシアからのお客さんをガイドとして大阪に案内していましたが、私がいろいろ説明している中で彼らがふと気になったのは、日本人のユーモア感のことです。私は落語や漫才の例をあげ、これまであまり見たことがないのでよく分からないが、日本には独特の笑いの文化が存在することを教えました。そうしますと、お客さんは「アネクドートもあるのか?」と聞いてきました。(手元の辞書には、次のように書いてあります:「〔ロシア anekdot 〕特にロシアで,鋭い風刺や体制批判を含んだ政治的な一口噺。旧ソ連や東欧の社会主義体制下で,検閲をかいくぐって盛んになった一種の民衆的フォークロア。」)

日本ではロシアやウクライナほどアネクドートは流行っていないことを説明すると、今度はソ連時代の政治家などが出てくるアネクドートを5つほど教えてくれました。私は一応ソ連生まれなのですが、その時代の雰囲気はよく分からないところが多く、相槌を打ちながら聞いていました。彼らは最後に、「日本は何でもある国だと思っていましたのに、アネクドートはないのか・・・」と少し寂しそうでした。

その数日後、私は落語を見る機会を得ました。そして、日本にこんなに深い笑いの文化があったことを改めて感じました。どこが一番印象に残ったかと言いますと、一人の人が言葉と体の動きだけでこんなに豊かな世界を作り上げることができるということす。二人の会話でも、何人かがしゃべる場面、状況が変わる場面、演じている人がどこかに急いで歩いている場面などなど、どのようなシチュエーションでも表現できるのではないかと思いました。

日本にこんなに面白い笑いの文化があるのに、ガイドである私はそれをちゃんと伝えられなかったのは非常に残念だと思いました。他方、アネクドートが笑いの基準になっている人たちに対して、落語の特徴をいかに説明すれば伝わるのでしょうか・・・もちろん、落語以外の日本文化についても、文化的な背景が異なる人に対していかに説明するのかという点において、同じことが言えると思います。

これからも答えを求めて、日本文化の勉強を続けます。
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