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# 第二言語での仕事は本当に不利か?
こんにちは、Wadaです。

ごく平均的な日本人が例えば米国などに行って英語を話すようになると、人格までも変わってしまうように見えることがよくあります。先日の英誌エコノミスト("Of two minds" 4月9日付)は、英語ネイティブが英語で仕事をする際に有利なのはもちろんだが、非ネイティブが英語で仕事をする際にもそこそこ有利な部分があることを示していました。

例えばエコノミスト誌で働くロシア人は、英語を話すことで自己の思考を明確にでき、貴重な気晴らしの時間を得ることができるといいます。また外国語でゆっくりと話すことで、通常は興奮したり感情的になったりする際に損なわれる、適切な言葉を選ぶ能力を維持できるというのです。

しかも外国語で何かを決断する方がよりよい結果をもたらすということが、シカゴ大学の研究者によって実証されました。一見すると正しい選択が悪い結果を生む罠をしかけた実験では、第二言語を話す被験者の方が罠を避けることができる傾向にあるというのです。さらに道徳的に何かを判断する際にも、外国語の話者の方が感情的にならずにより功利的な判断ができることがわかりました。例えばデンマークで働くある米国人は、賃上げ要求をデンマーク語でしていたといいます。英語での交渉は自分を苦しめてしまうというのです。

そういえば英会話の練習を始めたころ、日本語という言葉の軛から逃れられたような、いささか自由な感覚が生じたことを思い出しました。英語学習の効用は意外なところにも見られるようです。
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