PROFILE
POWERED BY
    POWERED BY
    ぶろぐん
    SKIN BY
    ブログンサポート
OTHERS

# 語源の旅:あれとこれが同じ語源!?シリーズ⑥-2
こんにちは、Ayakoです。今日もあれとこれが同じ語源!?シリーズです。前回は「increase」と「decrease」を見ました。

余談ですが、「increase」と「decrease」が文章中に出てくると訳語をものすごく考えなければいけない時があります。

先日、「increase満腹感」(満腹感だけ日本語ですみません…)という言葉がありました。思いつく時はパッと思いつくのですけど、翻訳中は本当に考えても考えても出てこなくて、違和感がありつつも「満腹感を増加させる」としたように思います。色々検索して答えが見つかる場合もあるのですが、この時はどうしても思いつきませんでした。ところが、今ブログを書いていてはっと「満腹感を増幅させる」を思いつきました。「increase」には「増やす」の他に「拡大する」という意味もあるので「増幅」で良さそうです。「ああ…」とため息を付いてしまいましたが、これを次に生かすしかありません。言葉って大変です!

さて、ラテン語で「増える、成長する」という意味の「crēscere」にお馴染みの接頭辞が付いた形が「increase」と「decrease」でした。さて、ではこれらの語幹の「crēscere」はどんな英単語になっているかわかったでしょうか。

答えは…

昨日は綺麗な満月でしたが、今日の答えは「三日月」という意味の「crescent」です。

[1399.<ラテン語 crēscēns(crēscere「増加する」の現在分詞; -CREATE, -ESCE); 中期英語 cressaunt に取って代わる]

(参照:小学館ランダムハウス英語辞典)

ランダムハウスには一般的な「三日月」という意味の他に、形容詞で「しだいに増大する、漸増する」(古・詩語)という意味が掲載されています。月は昨日のような満月から向かって右側がだんだん欠けて行き、そして新月になり、今度は少しずつ満ちていって三日月を経てまた満月になります。「crescent」とは満ちていく、という意味なのですね。また、ウィキペディアに興味深い説明がありました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%97%A5%E6%9C%88

広義の三日月
広義には(特に陰暦を使わなくなった現代では)、厳密に陰暦3日の月だけでなく、新月と上弦の間の広い範囲の月相を三日月と呼ぶことも多い。
英語のクレッセント (crescent) やフランス語のクロワッサン (croissant) などはこの意味である。ただしこれらの語は、月に限らず、朔望する天体一般に使える。
また、下弦と晦の間の月も三日月と呼ばれることがある。英語でもこれをクレッセントと呼ぶが、デクレッセント (decrescent) として区別することもある。


「decrescent」もれっきとした英単語です。次回、この単語の意味を見つつもう少しこのシリーズを掘り下げてみたいと思います。
Ayako::etymology : comments (x) : trackback (x)