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# 語源の旅:あれとこれが同じ語源!?シリーズ⑥-3
こんにちは、Ayakoです。前回三日月の話をしましたが、日本には月の呼び方がこんなにもあると知っていましたか。

新月≪朔(さく)≫、繊月(せんげつ)≪二日月、既朔(きさく)≫、三日月≪若月{わかつき}・眉月{まゆつき}・蛾眉{がび}≫、上弦の月、十日夜(とうかんや)、十三夜月(じゅうさんやづき)、小望月(こもちづき)≪十四日月(じゅうよっかづき)≫、満月≪十五夜、望月、三五の月(さんごのつき)、仲秋の名月、芋名月(いもめいげつ)、望(ぼう)≫、十六夜(いざよい)、立待月(たてまちづき)、居待月(いまちづき)、寝待月(ねまちづき)≪臥待月(ふせまちづき)≫、更待月(ふけまちづき)≪亥中の月(いなかのつき)≫、下弦の月≪二十三夜月≫、有明月(ありあけづき)、三十日月(みそかづき)

昔の日本人の表現力は本当に素晴らしいですね。

先日参加したアロマオイルの1日講座で聞いた話ですが、合理的とは現代人にとってはいかに効率的に時短で生きるかという事ですが、古代エジプト人にとってはいかに自然のリズムに合わせて生きるかという事だったそうです。日本人もきっと合理的に生きるためにこうやって月齢を細かく分類したのでしょうね。

さて、またまた余談が長くなりました。
前回は「三日月」という意味の「crescent」の語源を見ました。

「crescent」に「下がる」を意味する接頭辞「de」が付くと「decrescent(しだいに減少する、漸減的な、(月などが)欠けていく)」になります。

「crescent」は満ちていく月を表し、「decrescent」はあまり一般的には使われていませんが欠けていく月を表しているようです。
[1610.<ラテン語 dēcrēscēns〔dēcrēscere「減る(DECREASE)」の現在分詞〕]
(参照:小学館ランダムハウス英語辞典)

最後に、少し複雑に変化していますがこんな単語も仲間だというのをご紹介します。
<recruit>
日本では「リクルート」というカタカナ語でも有名ですが、英語では「軍隊に入隊させる」という意味の他に、「元気などを回復する、取り戻す、ものを補充する」という意味でも使われるようです。
[1643.<フランス語,recruter(recrue「新しく生えたもの」より)の語幹;recrue は recroître の女性形過去分詞の名詞用法=re- RE-+croître(<ラテン語 crēscere 成長する;cf. CRESCENT)]

やはりラテン語の「crēscere 成長する」がフランス語を経由して英語に入ってきたものです。文字通り読むと「もう1度成長させられたもの」という感じでしょうか。そこから回復する、取り戻す、補充するという意味になったと考えられます。フランス語に入った時点で意味がかなり変わっているようですね。ちなみに辞書には「軍隊に入隊させる」とありますが、元々は軍隊視点で軍人を「補充」するという意味なのでしょう。
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