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# 語源の旅:ドイツ語とフランス語の影響
こんにちは、Ayakoです。暑さが戻ってきましたが湿気がないので少し過ごしやすいでしょうか。

さて、英語は ドイツ語とフランス語の影響を大きく受けているというのはよく知られている話だと思います。例えば「秋」という単語は「fall」と「autumn」と2つありますが、「fall」はドイツ語、「autumn」はフランス語経由の言葉です。インターネットで「fallとautumnの違い」と検索すると、多くの情報では、「fall」はアメリカ英語、「autumn」はイギリス英語と書いてありました。でも、アメリカでだって「autumn」使ってるし、どうして「秋」には2つの言葉があるんだろうと思う人はきっといると思います。そこが英語の難しい所だなぁといつも思います。

以前にも説明しましたが、英語の歴史は複雑で色々な言語の影響を受けています。

これまでラテン語由来のものを多く紹介しましたが、ラテン語由来のものは多くがフランス語を経由して英語に入って来ているので、英語にはフランス語とよく似た単語がたくさんあります(ただし、ご存じの通り発音は異なりますが)。

フランス語の影響を受ける前は、英語は低地ドイツ語という言語の影響を受けていた言語だったため、ドイツ語由来の言葉はフランス語由来の言葉より歴史が古いです。ですのでドイツ語とよく似た単語もたくさんあります。以前にも言いましたが、フランス語はいわゆるハイソサエティーな人々が使っていた言葉だったため、今でも論文や高尚な書き物になると、とたんにフランス語由来の単語が多くなります。どちらかと言うと文語的単語はフランス語由来、口語的単語はドイツ語由来と言えるかもしれません。

さて、ドイツ語とフランス語の影響の説明なくして語れないのが英語の比較級です。

英語を習い始めた時に、なぜ比較級は「more」を付けるものと語尾に「er」を付けるものの2種類あるかよくわからなくて悩んだ人は多いかもしれません。

先日中学生の姪っ子に英語を教えてあげていた時も、「なんで2種類あるかわからん!」と嘆いていました。中学生が英語に挫折感を覚える文法ナンバー1かもしれませんね。

「More…than~」形式の比較級はフランス語の比較級「plus…que~」から来ています。フランス語では形容詞または副詞の前にplusを付けると「~より…」となります。

「er…than~」形式の比較級はドイツ語の比較級「er…als」から来ています。ドイツ語では形容詞または副詞のお尻にerを付けると「~より…」となります。

最上級も同じ原理です。

ちなみに一般的に、1音節の単語などはer、3音節以上になるとmoreを使う、2音節の単語になるとどちらか、という決まりになっているようです。中学生の頃は、「長い単語はmoreね~」と言われて悩んだ人も多いのではないでしょうか。

このように、英語には同じ意味なのに2種類ある、という単語は山のようにあります。そんな時、辞典や語源の本、インターネットなどで調べてみてください。どちらがフランス語由来なのか、ドイツ語由来なのか知るだけでも ぐんと英語に対する理解が深まると思います!

それではまた!
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