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# クリミア半島と私
皆さん、こんにちは。ロシア語担当のTです。7月らしい暑い日が続いていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

さて、今日はある写真にふれることからブログを書き始めたいと思います。先日Facebookで、クリミア半島にあるスダク市のお城、そして海辺の風景の写真が掲載されていました。私は約10年ほど前に以下に述べる理由でスダク市を訪れたことがありますが、お城はその時と変わらない美しい姿でした。ですが、大勢の人たちが来ているはずの砂浜には人はまばらで、別の街の光景を見ているかのようでした。この10年間ちょっとで大きく変わったことは、スダク市を含むクリミア半島がロシアに併合されたことです。

政治的なことをこれ以上書くつもりはありませんので、私がスダク市に行った時のことを振り返ってみたいと思います。まず目的は、残念ながら観光や療養ではなく仕事のためでした。ウクライナの南部およびスダク市にてある番組のための撮影が行われ、私は通訳者としてスタッフ同行していました。スダク市を離れる日に仕事を終え、その4日で初めて海に入りましたが、太陽でかなり日焼けをしてしまった苦い記憶があります。

スダク市の名所と言えば、中世から残っているお城です。クリミア半島の写真でかなり有名なのは、「ツバメの巣」という真っ白なお城ですが、私はスダク市のお城のシルエットのほうが好きです。お城だけではなく、それに続くアプローチなどもとても独特な雰囲気を醸し出しています。

またウクライナの首都キエフにずっと住んでいた私として、スダク市のもう一つの魅力は、そこでの人間の「波」の流れにありました。海辺に続くメイン・ストリートのような道がありましたが、簡単に言いますと朝には人々は海に「吸収」され、夜になると「戻されていた」(元の位置に「返されていた」)のです。もちろん、スダク市の全ての住民がそのようなサイクル内での動きを繰り返していたわけではありませんが、大部分の人々は日中は 海辺で過ごしていました。

スダク市以外にクリミア半島で行ったことがあるのは、半島の北部にあるクラスノペレコプスク市というキャンプやサナトリウムが並ぶ街です。中学生ぐらいのことですから、その時のことで覚えているのは、海がいつまでも続くことと、太陽が休憩なく世の中のものに光を当てていたことです。

ウクライナ人として、クリミア半島に行きたい時に行けるようになる日常がまたいつか戻ってくるのを祈りつつ、今日のブログの締めくくりにしたいと思います。
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