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# インターネットの発達と保守化
こんにちは、M.A.です。

ここ10年の間の急速なインターネットの発達によって、社会が劇的に変化しているように感じています。昔は新聞を読んでも、その新聞1社の見解しか知ることができず、物事に対する他の見方を知るには他の新聞や本を読んだりと手間がかかりましたが、今はパソコンやケータイ1つで多くのメディアの記事が読めるので、さまざまな考えの中から自分が同意できるものをより簡単に取捨選択できるようになりました。膨大な情報が瞬時に手に入ることに加え、専門家でなくてもネットで自分の意見を発信できるようになりました。実生活では本音と建前を使い分けていた人達も、ネットでは本音で簡単に意見を書きこんで多くの他人とシェアできます。これにはもちろん、差別的な書き込みなど大きなマイナス面もありますが、今までタブーとされてきたことがタブーでなくなり、情報統制されにくくなったようにも思います。

ポリティカル・コレクトネスや平等のためにマイノリティーの保護を当然としてきた人権主義の欧州やオバマ政権下でのアメリカですが、難民・移民危機やイスラム過激派によるテロによって沸き起こった不安がネットによって発信され、人々の恐怖心を煽って大きな波を作っているように感じます。イギリスのEU離脱も、アメリカのトランプ次期大統領の当選も、差別主義者だとレッテルを貼られるのを気にして本音を隠していた多くの隠れ支持者がいたそうです。トランプ氏が当選した際、予想外で、なぜ彼が選ばれたのか疑問に思いましたが、ネットや移動手段の発達によって、次の4年でさらに難民・移民問題が増え、イスラム過激派との戦いも終わる事はないと危惧したゆえに、白人労働者以外の多くの人達も安全保障のために彼を選んだのではないかと思いました。遠く離れた場所のこと、世界の反対側のことまでもがネットを開けば一瞬で分かるようになり、自分とは違う人達や文化に対する恐怖心が防衛本能を強くして、人々を保守化させていっているように思います。
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