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# ガンディーの誕生日
さふらんです。すっかり秋めいてきました。コンビニエンスストアには雪のイラストが描かれたビールが並び始め、ホームセンターにはクリスマス用品が並び始めたそうで、そう聞くと、なんだかせかされているような気持ちにもなります。

さて、先日10月2日はガンディー(Mohandas Karamchand Gandhi)の誕生日で、インドでは祝日でした。存命だったら144才ですから、誕生日というより生誕記念日と言ったほうがよいかもしれません。

これまでにご紹介してきているように、誰もが独自の強いアイデンティティーをもち、民族、言語、宗教のいずれにも圧倒的多数派が存在しない多様性の塊のようなインドで、唯一、さすがに誰もがとは言いませんが、しかしおそらく最大公約数のインド人から支持を得ているのがガンディーではないかと私は思います。それは彼が、1920年代の非協力運動(Non Cooperation Movement)、1930年代の不服従運動(Civil Disobedience Movement)、1940年代の「インドから出て行け」運動 (Quit India Movement)と、30年に亘って三度も、庶民を巻き込んだ「大衆運動」を展開し、インドの独立に貢献したこととも関係があるでしょう。

ガンディーについては多くの文献が記されており、半端な知識で語ることははばかられますが、痩せさらばえた体に白い布のような衣服を纏い、丸めがねに木のサンダルを履いたおなじみの姿を見ただけでも、物欲を離れ、ある高みを極めた印象が自然と浮かび、精神性を尊ぶインド人に人気があることも納得できます。

一方、独立運動の展開に際しては土着財閥と手を結ぶなどしたたかな面もあり、また家族など近しい人にとってははた迷惑な性格であったとも言われています。

それでもやはり、インドにおけるガンディーの人気は現在も健在だなあと思うのはインドのお札を見た時です。日本ではお札の金額によって描かれている人が違いますが、インドではどの金額のお札にもおしなべてガンディーの肖像が描かれています。お札の顔として誰を選んでも必ずどこかから異論が出そうなインドにおいて、おそらく一番無難にお札に収まることが出来るということが、ガンディーの偉大さでしょう。

参照ウェブサイト:
http://en.wikipedia.org/wiki/Mahatma_Gandhi_Series_(banknotes)

そしてもう一つ、ガンディーの肖像が描かれているものがあります。それは1ルピー切手です。個人的には、多くの庶民が日常的に手にする1ルピー切手にガンディーの絵が描かれていることの方に、感銘を受けます。

余談ですが、ガンディーの誕生日を覚えているのは、インドの農村地方の産品を中心に扱う政府系物産店が、この日を記念してセールを行うからです。ガンディーは貧しいインドの農村の経済的自立のため、農村地方における小規模産業の振興を訴えたことでも知られていますが、全国に展開しているこの物産店では彼がその普及を推奨した手紡ぎ綿の商品も多く販売されています。ここ数年はパッケージもかなり洗練されてきて、お土産を買うにももってこいです。この時期インドにお出かけになる方にオススメします。

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