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# 「占いの聖地・黄大仙」
こんにちは、Akikoです。
いまだに香港をなつかしむ日々を過ごしております。

滞在中、香港で最も有名な道教のお寺のひとつ、黄大仙廟に行ってきました。なんでも、この黄大仙(ウォンタイシン)は「占いの聖地」と呼ばれ、有名なのだそうです。

お参りもそこそこに、境内にある竹の筒「筮竹(ゼイチク)」を借りて、占いたい内容を強く念じながらおみくじ(1から100の数字が書かれた竹の棒)1本が飛び出すまで振り続けます。

振り続けること数分…写真:「香港観光旅行ガイド 香港ナビ」より

なかなか棒が出てきません…。
もはや占いたい内容より、「一本出てこいや!」と念じながら振り続けること、10分以上、腕もいいかげん疲れた頃に、ポローンと落ちてきました。

出て来たのは第六十六番。
境内に隣接したフロアの1階と2階に、百数十もの占いブースが軒を連ねており、迷ってうろうろしていると、占い師のおじちゃん、おばちゃんがこちらを見て、おいでおいでの手招きをします。暇そうに、ブースの中で新聞を読んでいたり、居眠りをしていたりするおじさんもたくさんいました。「日本語OKよ!」と言う声もかけられます。(どうして日本人とわかるのかな〜)と思いつつ、何となく積極的な日本語プッシュのところには寄る気がせず、英語可と書かれたおばちゃんのブースに、感じるところがあり、入ってみました。
写真:「香港観光旅行ガイド 香港ナビ」より

番号を告げると、おみくじと交換してくれました。
仕事運について占って欲しいと伝えると、HK$30でおばちゃんが解説してくれます。

おばちゃんが言うことには、「ライターの人が集まる飲み会があって、そこの人脈から仕事につながり、流れるように上手くいく云々」という、Very goodな札だそうです。(後で調べてわかったのですが、書道史上最も有名な作品と言われる、王義之の『蘭亭序』の一節からとった文句のようです。おばちゃんの言うライターは「文人」をさすらしい。おみくじに文学の一節が使われるって、中国文化の教養、すごいですね)

気を良くしたわたしは、さらにオプション(HK$150)で、手相も見てもらうことにしましたが…

おばちゃん “You shouldn’t get married before 28 years old.”
わたし “What? I’m afraid I got married when I was 26 years old.”

とたんに雲行きが怪しくなり、しまいには、

おばちゃん “You have two children, one son and one daughter, right?”
わたし “Sorry, I have ONLY one son!”

すると、おばちゃんはわたしの目をじっと覗き込んで尋ねます。
“Did you have an abortion?”

”NO!!!!”
目をそらさずにおばちゃんをガン見して答えました。
予想外の疑いをかけられ、なんだか変な汗をかいてしまいました。

しっくりかみ合わないままに占いは終わりましたが、訛りが聞き取れず(人のこと言えないですが)何度か聞き返したこともあり、おばちゃんも相当疲れたのではないかと思います。

今度は、中国語で占ってもらって、誰かに通訳してもらいたいな…でも、もっとすごいこと聞かれちゃうのもなんだかな…。

香港に行く機会のある方は、よかったら試してみてくださいね! 再見!!

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過去の事を占うというのもヘンなので、きっと Akiko さん、28歳未満に見えたということデスね!Toko[:ピース:]
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