2014-05-13 : 23:59 : admin
こんにちは、Y です。昨年英国に移り住んでから、最も驚いたことの一つは、住宅事情の違いでした。日本では若く一人暮らしの内は賃貸物件に住み、結婚して家族が増えるとマイホームを建てたり、新築のマンションを購入し、自分の好みのデザインに仕立てるというパターンが一般的です。賃貸物件に住んでいる間は自分の希望に合わない条件があっても妥協するけれども、マイホームを購入するからには真新しく、自分の好みの間取りの家を選びたいというのが多くの日本人の希望だと思います。
それに対して、イギリス人の住まいに関する感覚は日本人のものとは大分異なります。以下に、その主な違いをまとめてみました。
・ 英国では古い住宅を修復・増改築しながら利用し続けるのが一般的で、新築の物件に移り住む人の数は限られている(少し古い統計では、住宅取引に占める中古住宅の割合は英国では89%、日本では13%でした[http://www.vintagehouse.co.jp/20years/])。
・ 「古い住宅=安い住宅」ではない。新築よりも、古い年代物の住宅の方が人気がある。立地と年式が重要。
・ 住宅の改装に際してはDIYの精神がかなり浸透している。少なくとも部屋の壁のペンキ塗りくらいは自分でやるべき。
・ 将来売却することを念頭に、敢えて改装の余地のある物件を購入する人も多い。そのため、「こんな物件を売りに出していいのか」と驚くような廃墟が販売されていたりする。
・ 賃貸は「家賃をどぶに捨てるようなもの」だと敬遠される一方、住宅購入は「賢い投資」だと考えられている。目標は、できるだけ早く賃貸から抜け出して物件を購入し、収入の増加や住宅価格の値上がりに応じて新しい物件に移り住んでいくこと。
以上のような違いは、賃貸か新築のマイホームしか頭になかった私にとっては衝撃でした。皆さんはどのような印象を持ちましたか。私はここ数カ月の間にテレビの住宅関連番組を見て勉強した末に、漸く最近、「古い家を買って自分の好みに作り上げて行くのも面白いかもしれない」と思えるようになってきました。
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そう言えば、property ladder (直訳すると、不動産物件のはしご)という言葉がありますね。。Toko
それに対して、イギリス人の住まいに関する感覚は日本人のものとは大分異なります。以下に、その主な違いをまとめてみました。
・ 英国では古い住宅を修復・増改築しながら利用し続けるのが一般的で、新築の物件に移り住む人の数は限られている(少し古い統計では、住宅取引に占める中古住宅の割合は英国では89%、日本では13%でした[http://www.vintagehouse.co.jp/20years/])。
・ 「古い住宅=安い住宅」ではない。新築よりも、古い年代物の住宅の方が人気がある。立地と年式が重要。
・ 住宅の改装に際してはDIYの精神がかなり浸透している。少なくとも部屋の壁のペンキ塗りくらいは自分でやるべき。
・ 将来売却することを念頭に、敢えて改装の余地のある物件を購入する人も多い。そのため、「こんな物件を売りに出していいのか」と驚くような廃墟が販売されていたりする。
・ 賃貸は「家賃をどぶに捨てるようなもの」だと敬遠される一方、住宅購入は「賢い投資」だと考えられている。目標は、できるだけ早く賃貸から抜け出して物件を購入し、収入の増加や住宅価格の値上がりに応じて新しい物件に移り住んでいくこと。
以上のような違いは、賃貸か新築のマイホームしか頭になかった私にとっては衝撃でした。皆さんはどのような印象を持ちましたか。私はここ数カ月の間にテレビの住宅関連番組を見て勉強した末に、漸く最近、「古い家を買って自分の好みに作り上げて行くのも面白いかもしれない」と思えるようになってきました。
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そう言えば、property ladder (直訳すると、不動産物件のはしご)という言葉がありますね。。Toko
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