2014-05-29 : 23:59 : admin
# STEM
こんにちは、くーです。ネイチャー誌がとうとう、STAP細胞の論文の取り下げをするか否かについて近々結論を出すらしいですね。ただ、今日のブログは、STEMと言っても特に幹細胞(stem cells)のことではなく、 Science, Technology, Engineering and Mathematics(サイエンス・テクノロジー・エンジニアリング・数学)の頭文字をとったSTEMの話題です。
今週の火曜日27日にホワイトハウスで、毎年恒例のサイエンスフェアが開催されました。第一回は2010年10月だったそうなので、今年で五回目(?)ということになるのでしょうか。以下の、ホワイトハウス公式ウェブサイトで、特に優秀だった若者の展示をオバマ大統領自身が見て回る動画がご覧になれます。
http://www.whitehouse.gov/photos-and-video/video/2014/05/27/president-obama-tours-2014-white-house-science-fair
個人的には、二番目の若干12歳のピート君によるプレゼンが気に入りました(タイムカウンターで 4:35〜12:30)。彼のところには2つも展示があり、1つ目は、自転車のハンドルを捻るだけで走行中でも上げ下げできる訓練用の補助輪、2つ目は水を含ませると膨張して土嚢の代わりになる高吸水性ポリマーの入った袋です。オバマ大統領も言っているように、1つ目はその発明に至るまでの経緯も容易に想像できますが、2つ目は、日本で言うと小学六年生の子が発想するとは考えにくい気がします。でも話を聞くと、フロリダ在住でしょっちゅう水害に悩まされるために、この方式を思い付いたそうです。これならば、土嚢ほど重くなくかさばらないため現地への移送も簡単で、現場で水を含ませると膨張することで隙間ができにくいという利点もあります。更に、高吸水性ポリマーに塩化物を混ぜることで、海水中でも沈むように工夫されています。まさに、「必要は発明の母」ですね。
このピート君の顔をよく覚えておいて下さい。なぜなら、数年後には彼がホワイトハウスの STEM 関連イベントの広告塔になっているかもしれないからです。現に、2012年の同サイエンスフェアにおいてマシュマロ砲でオバマ大統領を驚かせた、当時14歳のジョーイ君は、今度開催されるメイカー・フェアの公式告知動画のプレゼンテーターを務めています。
http://www.whitehouse.gov/photos-and-video/video/2014/02/03/announcing-first-ever-white-house-maker-faire
こんな感じでアメリカは政府主導の STEM 関連 R&D 奨励活動がさかんです。うちの娘も、国立建築博物館で開催された Engineering Family Day というイベントに参加したことがあります。科学実験などを体験し、子供が工学に興味を持つようにしようというイベントです。実際に水槽でシミュレーションをしながら津波にあっても壊れないような形の建物をレゴで作ってみるなど、実体験型の企画が盛りだくさん。
こちらは風車で重りを引き上げる装置。無事クリップ引き上げにも成功!
って・・・作るのが思いのほか難しく、ほとんど主人が作ることになったそうですが。
但し、このイベントは国立博物館などが主催する数々の無料イベントの中でも特に人気のあるイベントらしく、むちゃくちゃ混むので、覚悟(?)が必要です。でも、もし機会があれば、観光の合間にこういうイベントに参加してみるのも一案かもしれません(英語の勉強にもなるかな・・・)。
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遊びながら学ぶのが一番子どもの身になる方法かもしれません。こういうイベントなら日本でもありそう (?) ですね。Toko

今週の火曜日27日にホワイトハウスで、毎年恒例のサイエンスフェアが開催されました。第一回は2010年10月だったそうなので、今年で五回目(?)ということになるのでしょうか。以下の、ホワイトハウス公式ウェブサイトで、特に優秀だった若者の展示をオバマ大統領自身が見て回る動画がご覧になれます。
http://www.whitehouse.gov/photos-and-video/video/2014/05/27/president-obama-tours-2014-white-house-science-fair
個人的には、二番目の若干12歳のピート君によるプレゼンが気に入りました(タイムカウンターで 4:35〜12:30)。彼のところには2つも展示があり、1つ目は、自転車のハンドルを捻るだけで走行中でも上げ下げできる訓練用の補助輪、2つ目は水を含ませると膨張して土嚢の代わりになる高吸水性ポリマーの入った袋です。オバマ大統領も言っているように、1つ目はその発明に至るまでの経緯も容易に想像できますが、2つ目は、日本で言うと小学六年生の子が発想するとは考えにくい気がします。でも話を聞くと、フロリダ在住でしょっちゅう水害に悩まされるために、この方式を思い付いたそうです。これならば、土嚢ほど重くなくかさばらないため現地への移送も簡単で、現場で水を含ませると膨張することで隙間ができにくいという利点もあります。更に、高吸水性ポリマーに塩化物を混ぜることで、海水中でも沈むように工夫されています。まさに、「必要は発明の母」ですね。
このピート君の顔をよく覚えておいて下さい。なぜなら、数年後には彼がホワイトハウスの STEM 関連イベントの広告塔になっているかもしれないからです。現に、2012年の同サイエンスフェアにおいてマシュマロ砲でオバマ大統領を驚かせた、当時14歳のジョーイ君は、今度開催されるメイカー・フェアの公式告知動画のプレゼンテーターを務めています。
http://www.whitehouse.gov/photos-and-video/video/2014/02/03/announcing-first-ever-white-house-maker-faire
こんな感じでアメリカは政府主導の STEM 関連 R&D 奨励活動がさかんです。うちの娘も、国立建築博物館で開催された Engineering Family Day というイベントに参加したことがあります。科学実験などを体験し、子供が工学に興味を持つようにしようというイベントです。実際に水槽でシミュレーションをしながら津波にあっても壊れないような形の建物をレゴで作ってみるなど、実体験型の企画が盛りだくさん。

こちらは風車で重りを引き上げる装置。無事クリップ引き上げにも成功!

但し、このイベントは国立博物館などが主催する数々の無料イベントの中でも特に人気のあるイベントらしく、むちゃくちゃ混むので、覚悟(?)が必要です。でも、もし機会があれば、観光の合間にこういうイベントに参加してみるのも一案かもしれません(英語の勉強にもなるかな・・・)。
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遊びながら学ぶのが一番子どもの身になる方法かもしれません。こういうイベントなら日本でもありそう (?) ですね。Toko
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