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# 英国生活日記(30)白いコーヒー
こんにちは、Yです。段々秋が深まって、温かい飲み物が美味しくなる季節になってきましたね。温かい飲み物と言うと、お茶かコーヒーが一般的ですが、イギリスにいると、「白いコーヒー(white coffee)」なるものによく遭遇します。コーヒーと言えば褐色なのに、「白い」とは何事か。気になりますよね?

白いコーヒーが何かは、イギリス人に紅茶の飲み方をイメージすると想像がしやすくなります。イギリスでは、「お茶(tea)」と言うと、ミルクティーを指します。日本の喫茶店のように、「レモンかミルクかストレートか」といった選択肢はありません。何も言わなければ、ミルク入りのものが出されるか、濃いめのストレート・ティーを渡されて、自分でミルクを注ぐように促されます。しかも、「ミルク」は日本でよく出される乳性か植物性のクリームではなく、牛乳です。ホテルのお茶セットに含まれるミルクも常温保存可能な牛乳のポーションになっています。このように、イギリス人は「お茶」と言えば「牛乳入りの紅茶」を飲むのが一般的です。

「白いコーヒー」というのは、イギリス人のお茶の飲み方をコーヒーに適用したものです(歴史的にはコーヒーの方が先に普及したので、元々はコーヒーの飲み方だったのかもしれませんが)。つまり、「白いコーヒー」とは、ブラック・コーヒーに牛乳を足したものを表します。コーヒーに牛乳を混ぜたものなら、カフェラテやカプチーノがあるじゃないか、と思いますよね。実際、白いコーヒーを販売しているほとんどの店では、カフェラテやカプチーノも販売しているのです。想像するに、元々ブラック・コーヒーか白いコーヒーしかなかったところに、近年になってカフェラテやカプチーノが仲間入りしたので、元々あった白いコーヒーもメニューに残っているという事情があるのではないかと思います。

この白いコーヒー、何も知らない外国人にとって厄介なのは、マクドナルドなどのファストフード店に行って「コーヒーを下さい」と言うと、「ブラックですか。ホワイトですか」と聞かれることです。そこで白いコーヒーが何たるかを知らないと、一体何と答えたらいいのか分からなくなってしまうのです(もちろん、分からなければ「それは何ですか」と聞けばいいのですが、私はホワイトが何を指すのか分からないままにブラックを注文してしまいました…)。

他方で、白いコーヒーが普及しているお陰でお得な点もあります。それは、ミルク入りのコーヒーが飲みたい時に、カフェラテやカプチーノよりも安い値段で購入できることです。例えば、マクドナルドでは、店舗にもよるようですが、ブラック・コーヒーと白いコーヒーの値段は同じです。また、スターバックスでは、ナプキンなどが置いてあるカウンターに牛乳のジャグも置いてあるので、ブラック・コーヒーに牛乳を注いでいる人をたまに見かけます。ミルク入りのコーヒーが飲みたいけれども、自分でミルクの量を調整したい、ふわふわの泡がなくてもよいという場合に、温かい飲み物にミルクを入れるというイギリスの習慣がありがたく感じられます。

この白いコーヒー、アメリカでは聞いたことがありませんから、きっとイギリス独特のものなのだと思います(もしかしたら英連邦の国では普及しているのかもしれません)。皆さんがイギリスにお越しの際は、私のように白いコーヒーの謎に惑わされることなく、スマートにコーヒーを注文してくださいね。

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